ダイエットにストレスを感じながら取り組んでいる方がとても多いと、SNSや新規のお客様のカウンセリングで感じます。
ダイエットを成功させたい。だけどストレスで続ける事がしんどい…。
この記事を通して、ダイエット中にストレスを感じている方を少しでも勇気づけられたらと思います。
渋谷で2店舗のジムオーナー&自らもボディメイク の指導を行うトレーナーの山岸慎が「ストレスなく痩せたい」と悩んでいる方へ向けて現実的なこと、そしてこれからどの様にダイエットと向き合うことが生きやすさに繋がるか。 そんなことをこの記事ではお伝えします。
Contents
ダイエットでストレスを感じている女性のリアルな声
InstagramやLINEのオープンチャットでダイエットしてる時に感じるストレスについて募集してみました。
痩せない…、我慢しないといけない…、気にしすぎる、など様々な事でストレスを感じている人が多いようです。
ダイエットでストレスの根底は何?我慢?食事制限?

ダイエットしていてアンケートの様にストレスを感じた事がある方は多いのではないでしょうか?
ダイエット時のストレスで多いパターンを紹介したいと思います。
理想と現実のギャップ問題 (痩せない)
ダイエットで取り組んだ事に対してのリターン(現実)が、理想と差がありすぎてストレスを感じてしまうパターンです。
「ダイエットへの理想や間違った認識」と「現実」。
このギャップを受け入れられないからストレスに。
現実を受け入れないから、間違った認識が理想だと思い込んでそのまま盲信してしまいます。
間違った認識なので、理想通りの結果が出ません。結果、ストレスが溜まってしまうのです。仮に結果が出ても今度は食べる事が恐怖感になりストレスになってしまうこともあります。
ゴールに向かって前進している感覚がなく、努力が報われていないと感じてしまうのです。
・2日間栄養素のコントロールを完璧にしたのに1キロも痩せていない!なんで!
・ダイエットの為にランニングしたのに効果がない
などです。
実行した事に対しての結果が、理想と解離しすぎているためストレスを感じまうんです。
その状態で数週間我慢しながら続けてみても、大きな変化が見られず嫌になってしまう…このような経験をしたことがある方も多いのではないでしょうか?
キッチリさん問題 (食事制限)
ダイエットを行う場合は大原則である、カロリー収支をコントロールする必要があります。
カロリー収支を気にするあまり、本来の自分自身のライフスタイルでは無理のある行動を選択しなければならない状態にしてしまってストレスを感じてしまうパターンです。
キッチリしなければ怖い という状態になっている場合はこの後解説していく、「栄養コントロールの現実」というところを読んでいただければと思います。
感情のコントロール問題 (我慢)
ダイエットをやろう!と思ったけど続けられない。
食べたいものを我慢するのが難しい。
望む姿になりたいから努力しないといけないとわかりつつ、「今すぐに楽になりたい」自分で葛藤してストレスが溜まってしまうパターンです。
価値観問題
「痩せていなければいけない、メリハリある体が正義だ!」のような偏った価値観から、ストレスを感じながらダイエットをしているパターンです。
周りからの評価、もしくは様々な広告による体型コンプレックスに対する精神的圧力により「ダイエットしなければいけない」とストレスを感じてしまいます。
ここでは早速、僕なりの結論をお伝えします。
体型、容姿は他人にあーだこーだ言われる必要は有りません! 自分のありたい姿でいる事が正解です!
ダイエットへの取り組みというよりも、体型に対しての認識を変えることが重要になります。
ダイエットをストレスなく取り組むためには?

ダイエットでは今までの生活を変えていかなければならないのは確か。そのため、多少の変化に対するストレスは考えられます。
ただそれ以上に「なぜ変わらないんだ」「どうすれば良いの?」というストレスに関しては適切な知識があれば解決できます。
【理想と現実】 現実を受け入れる事
「ダイエットを始めたら、1週間で2キロ、1ヵ月で5キロ、10キロとどんどん減るはず」という理想を持っている方もいるのではないでしょうか?
しかし、現実はそうではありません。
まずは現実を受け入れる事をしなければ、ダイエットのストレス呪縛から解放されません。
安全で適切な範囲のダイエットは、1ヵ月で体重の4%程減が目安です。
例えば…
100kgであれば4kg (週1kg)
50kgであれば2kg (週500g)
何度も言います。現実的な変化の数値を受け入れる事が大切です。
もう少し詳しく解説します。
栄養コントロールの現実
ダイエットの為に栄養素のコントロールに取り組む方も多いと思います。
ダイエットの大原則は
摂取カロリー < 消費カロリー
を成り立たせ続ける事が大切です。
なので栄養素をコントロールする事は、ダイエットに有効な手段で間違いありません。しかし、それが「1日単位でどれだけ脂肪を減らす事に繋がるか」という現実を理解しましょう。
脂肪1キロ減らすには
1kgの脂肪を減少させるには7200kcalの消費が必要です。
フルマラソンを走りきっての消費カロリーは3000kcal前後と言われています。
ダイエット時に、安全に栄養素をコントロールするには
基礎代謝以上< 目標摂取カロリー >消費カロリー以下に抑える必要があります。
具体的にいうと、以下のようになります。
<基礎代謝が1000kcalの場合>
消費カロリーが1500kcalとすると摂取カロリーを1000kcal以上1500kcal以下にする必要があり。
この人が、1300kcalの摂取を30日間続けたとします。
この場合1日 -200kcalのカロリー収支で、200×30=6000kcalとなります。
1ヵ月で0.8kg前後の脂肪量をマイナスと言う事になります。
これが現実です。
理想と現実問題でストレスを感じている方は、まず「体重は思った以上に減らない」という現実を受け入れましょう。
少なすぎるよ!と思うかもしれませんが、これは生理学的に変える事ができない現実です。
1日単位で見ない事
キッチリさんはここを理解すると良いと思います。
キッチリさんは目標の数値にとても過敏になるかと思います。
例えば「1日の摂取カロリーを1300kcalにする!」と目標を決めたとします。順調に進んでいても、どこか1日が1600kcalになった時にストレスを感じると思います。
「取りすぎた分運動しなきゃ!今まで頑張ってきた事が無意味だ…」と感じてしまうかもしれません。
ただ僕から言わせてもらうと、目標から少しオーバーしてしまったかもしれませんが、それは本当に微々たるものです。
仮にオーバー分全てが脂肪に変換されたとしても、数十g程度です。(全て脂肪に変換される事はありません)
ダイエットは毎日大きな前進をしているわけではなく、小さな前進を繰り返しているだけです。
「小さな前進をどれだけ、繰り返し続ける事ができるか」が大切です。1日単位で見ずに、もっと長い眼で見てあげるようにしましょう。
感情のコントロールをする
ダイエットは小さな前進を毎日コツコツ積み重ねる事で変わることができます。短距離走ではなく、マラソンの様なイメージです。
自分自身が歩いてでもゴールの方向に前進できるペースが大切です。
いくらゴールの方向に向かっていても、走り続けることができないのであればそれは走るペースを間違えています。
感情のコントロールが追いつかないのであれば、ダイエットを楽しめるペースに切り替えることが必要です。
「今まで○○をしなければいけない」と沢山の負荷をかけていたかもしれません。少し負荷を軽くして、長く続けられるようにしましょう。
適切なダイエットのあり方

適切なダイエット方法を実践すれば、楽しみながらダイエットができます。
これは人によって様々で、マラソンでもタイムを上げていくことを楽しむタイプと景色を楽しむタイプ。自分なりの目標を設定して楽しむタイプ。様々です。
ダイエットの大原則である、「摂取カロリー < 消費カロリーを継続する」をセオリーに自分なりにダイエットが楽しく取り組めるペースを見つけましょう。
自分のペースの見つける
ダイエットの方法論などはいくつもありますが、一番重要なのは、自分のペースを見つけてあげることです。
ダイエットで自分のペースを見つける方法をご紹介します。
1.ダイエットでの現実的な変化スピードを理解する
2.1を元に現実的な目標を決める
3.一旦取り組んでみる
4.取り組んでみて自分にはきついペースなのか、緩いペースなのか見極める
5.自分のダイエットにペースが見つかる
自分のペースを見つけるには脂肪が落ちる現実的なペースと、ダイエットの原理原則を理解する必要があります!そこからスタートしましょう。
ダイエットが楽しい人の共通点を理解する
「ダイエットは辛いもの」と思いがちですが、楽しみながらやっている人もいます。
ダイエットが楽しくない人というのは、自分がどこにいるか知らない、ゴールの方角も知らない、自分がどのくらいの速度で歩いているのか知らない。頑張ればゴールにつけると思っている状態に陥ってしまっています。
自分がどこにいるか、どのくらいの速度でゴールに向かって歩いているのか、どの方角に歩けばいいか知っている、大体どのくらいでゴールに着くのか理解している、と、毎日前進していて楽しくダイエットをすることができます。
「毎日前進をして楽しくダイエットするためのコツは以下になります。
1.ダイエットの原理原則を理解している
2.毎日の積み重ねは小さいけれど、毎日小さな積み重ねをする以外方法がないことを理解している。
=ゴールに向かって正しく前進できている実感がある
=楽しい
1.2を理解していることで、毎日適切に前進している感覚が理解でき、楽しくダイエットに取り組めます。
まとめ
ダイエットでのストレスをなくすためには現実を受け入れるというところからスタートしましょう。
現実的な変化を理解し、自分なりのペースを見つけることがダイエットで無駄なストレスを感じなくなるための手段です。
ここまできたら、ストレスを感じていたダイエットも楽しさを感じることができる様になっているはずです。
ダイエットやボディメイクは苦痛を感じながらやる物ではありません。
楽しみながらやるからこそ、適切な努力が積み重ねられます。
皆さんが本当のダイエットやボディメイク を楽しめるきっかけになれば嬉しいです
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