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オーバーヘッドプレスとは?

オーバーヘッドプレスは、上半身の筋力を総合的に鍛えるトレーニングであり、特に肩や腕の強化に効果的です。また、正しいフォームで行うことで、体幹の安定性や全身の筋バランスも向上させることができます。

オーバーヘッドプレス 身体全体でウエイトを支える =全身の身体の機能をフル活用

基本的な動作

オーバーヘッドプレスでは、バーベルまたはダンベルを頭上に持ち上げます。この動作には、体幹部の筋肉を適切に可動させ安定させること、胸郭や肩関節の運動リズムを的確に行いスムーズに動かすことなど、複合的な動作が含まれます。動作中は、コアをしっかりと締め、背中をまっすぐに保つことが重要です。

オーバーヘッドプレス スタートポジションオーバーヘッドプレス ゴールポジション

使用する筋肉

主に肩の三角筋と腕の上腕三頭筋が活動します。これらの筋肉を適切に活動させるために、腹部や背中の筋肉も複合的に活動します。そのため、オーバーヘッドプレスは全身のトレーニングと言えます。また、このエクササイズは上半身全体の筋力バランスを改善し、日常生活での動作やスポーツパフォーマンスの向上にも寄与します。腹部と背中の筋肉をしっかりと使うことで、体幹の安定性も高められます。

オーバーヘッドプレスの効果

オーバーヘッドプレスは、上半身の筋力アップと姿勢改善に大きな効果を期待できるトレーニングです。

筋力アップ

オーバーヘッドプレスは、上半身の筋力と機能を総合的に利用するエクササイズです。単関節運動のトレーニングよりも高重量を扱えるため、筋力アップ効果が高いです。具体的には、肩、腕、背中の筋肉が強化され、全体的な筋力の向上が期待できます。 特に、上腕三頭筋と三角筋は直接的な刺激を受けるため、効果的に強化されます。

姿勢改善

オーバーヘッドプレスの動作を適切に行うには、上半身の機能を正しく使う必要があります。これは、関節の形を正確に利用することで、骨格本来の筋肉の使い方やバランス感覚が向上することを意味します。構造を適切に利用することで、筋肉と骨格のバランスが改善され、姿勢改善効果が期待できます。また、このトレーニングは肩甲骨の動きを促進し、胸郭の拡張を助けるため、日常生活における姿勢の維持にも効果的です。適切な姿勢を維持することで、腰痛や肩こりの予防にも繋がります。

良いトレーニング 悪いトレーニング 代償動作発生の有無 身体の状態によって良いトレーニングかは変わってくる

オーバーヘッドプレスのやり方

ステップバイステップ

  1. 足を肩幅に開き、バーベルまたはダンベルを肩の高さで持ちます。足の位置を安定させることで、全身のバランスを保ちます。
  2. コアをしっかりと締め、背中をまっすぐに保ちます。これにより、腰への負担を軽減します。
  3. ゆっくりと重りを頭上に持ち上げ、腕を完全に伸ばします。動作中は、呼吸を整えながら行うことが重要です。
  4. 肩甲骨を寄せて、胸を張りながら動作を行います。 これにより、肩の安定性が向上します。
  5. 重りを元の位置に戻し、動作を繰り返します。繰り返すことで、筋力と持久力が向上します。

よくある間違い

広背筋などの筋肉の硬さから、腕を上げる動作でエラーが生じることがあります。腰を反らないように柔軟性の向上も必須です。特に、腰を反りすぎると腰痛の原因になるため、正しいフォームを維持することが重要です。

背中の筋肉が硬いと腕を上げる動作で腰を剃りやすくなる。 腕を上げても他の関節で代償しないようにすることが大切リスクとメリット 反り腰でオーバーヘッドプレスをやると腰を損傷するしスクがある。肩甲帯がうまく機能せずに肩の損傷リスクがある。 反り腰の方でも正しく動作をしていくことで、誤った運動パターンの修正(腰を剃る動作)、胸郭の可動性、肩甲帯の安定性向上につながるリスクを回避してメリットあるトレーニングにするには

オーバーヘッドプレスのバリエーション

ダンベルを使った方法

ダンベルを使用します。ダンベルは片手ずつの動作が可能で、左右の筋力バランスを均等にするのに効果的です。

ダンベルオーバーヘッドプレスのやり方①ダンベルオーバーヘッドプレスのやり方②

ケトルベルを使った方法

ケトルベルを使用します。ケトルベルは握りやすく、安定した動作が可能です。ケトルベルを使うことで、肩の安定性と可動域をより効果的に向上させることができます。

ケトルベルオーバーヘッドプレスのやり方①ケトルベルオーバーヘッドプレスのやり方②

Zプレス

腹部の筋肉の安定や肩甲帯の機能をより適切に行うことができるバリエーションです。姿勢保持のため体幹部の筋肉を通常のオーバーヘッドプレスよりも、フォーカスして行うことができます。Zプレスは座位で行うため、体幹の安定性が求められ、コアの強化にも効果的です。

Zプレスのやり方①ゼットプレスのやり方②

 

Yamagishi Makoto

山岸慎 (Yamagishi Makoto)

資格: NSCA認定ストレングス&コンディショニングスペシャリスト (NSCA Certified Strength and Conditioning Specialist)

経歴:

・2013年からトレーナーとして活動開始
・アーティストやタレントのサポート
・サッカーJ1選手のサポート

ジムの名前: STUDIO KOMPAS

所在地: 渋谷区南平台町13-11 南平台WEST 地下102

WEBサイト: https://kompas.tokyo

ソーシャルメディア: Instagram

 

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