マッチョな人がトレーニングの休憩中に鏡で筋肉をチェックしている。
フィットネスクラブやトレーニングジムに行った事がある方は見た事がある光景だと思います。

「この人は鏡で筋肉を見て何してるんだ…」
と思う方も多いかと思います。

トレーニングによってターゲットの筋肉をトレーニングしていると、パンプアップ と言って筋肉が膨張します。
パンプアップ した筋肉をただただ眺めている訳です…

このパンプアップ はマッチョの人だけがなる訳ではなく、すべての人がなります。
身体の生理的反応といえます。

ではパンプアップ の正体は何なのか解説していきたいと思います。

パンプアップ とは何か?

結論パンプアップの正体は体液です。
トレーニングを行うことによって、対象の筋肉で様々な代謝産物が生産されます。
それにより浸透圧が変化し、対象の筋肉に体液が集まりパンプアップ する訳です。

パンプアップの正体は体液です。

パンプアップの仕組み

トレーニングを行うときは対象の筋肉に負荷をかけます。
負荷をかけると身体の中の3つのエネルギー機構(ホスファゲン・解糖系・有酸素系)が適材適所で働きエネルギーを生産します。

主に解糖系というエネルギー機構でエネルギーを作り出す運動様式の時に乳酸が生み出されます。

この乳酸や二酸化炭素などが浸透圧を高め、そこに血液から体液が流れ込み筋肉が膨れ上がります。

浸透圧とは?

バスソルトを入れて入浴した事はありますか?
何も入れないで入浴するよりも汗をかくと思います。

バスソルトの発汗作用は浸透圧を使ったものです。

バスソルトによってバスタブの塩分濃度が上がります。
そこに体が入るとお湯の塩分濃度と人体の塩分濃度では差ができます。浸透圧の作用により濃度が高い方に塩分濃度が低いの溶液が引っ張られます。
これが浸透圧です。

パンプアップの時もエネルギーを使ったときの代謝産物による浸透圧が働いているという事です。

パンプアップが筋肉を成長させる?

パンプアップをすると筋肉が一時的にデカくなります。ではこのパンプアップ がイコール筋肥大のトレーニングとなるか?

パンプアップ≠筋肥大 だと考えます。

トレーニング様式的にはパンプアップが適切な
負荷×反復回数×休憩時間 であったと判断する材料になり得ます。

まとめ

パンプアップは体液です。
エネルギー産生による代謝産物から浸透圧が高まり体液により筋肉が膨張している状態です。

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